コーラは歯が溶けるっていうけど本当?

コーラのような炭酸飲料を好んで飲む人は多いです。
実際にコーラのような飲料は発泡の刺激と適度な甘さが心地良いものです。
そんな中、多くの人が好んでいるコーラを飲むと歯が溶けるという噂を耳にした事はありませんか。

このコーラで歯が溶けるという噂、事実ではありませんが注意すべき事もあると言えます。
それはコーラが問題という訳ではなく飲料の性質と飲み方に注意点があるからです。
そのためその理由を正しく理解し知識を持ってコーラなどを楽しめば良いという事です。

一般的に歯が溶ける原因となる虫歯は食べ物や飲み物に含まれている糖質からミュータンス菌によって酸を生み出し、口腔内が酸性になり歯の表面のエナメル質を溶かす事で発生します。
また糖質だけでなくとも酸味の強い食べ物や飲み物によっても溶けやすくなる事が分かっています。

実際にコーラに代表される飲料には糖質が多く含まれているため、コーラを飲むと糖質と発泡の刺激によって歯が溶けるという噂が独り歩きしたのでしょう。
虫歯のメカニズムは糖質や酸による口内環境の酸化が原因となるため、一見噂が正しいとも思えます。

口の中には約300種類の真菌や細菌などの微生物が口内常在菌として存在しています。
病原性は無いものの口内環境や食生活や生活環境によって変化をしていきます。
コーラなどの飲料で常に糖分でまみれさせていると、結果的に口内常在菌のバランスが乱れ変化する事になってしまいます。
それによって歯のエナメル質が溶け中からカルシウムやリン酸が溶け出し初期虫歯の状態である脱灰を起こします。

この事から常にコーラを飲み続けたり飲み過ぎたりという行為は良い事でないのが理解出来るでしょう。
つまり問題なのはコーラ自体というよりも、コーラの性質を理解せずに飲み続けるような状態が虫歯を引き起こす理由になるという事です。

この事は糖分や酸の強い食べ物や飲み物に共通します。
例を挙げるとグレープフルーツなどの酸味の強い果物を食べた直後にブラシで磨くと、歯を溶かす原因となり良くない行為とされています。
これは虫歯のメカニズムから考えると理解出来るように、口腔内の酸性化が問題であり酸性のものを食べたり飲んだりした後は口を水ですすぐ必要がある訳です。

結果的に囁かれている噂に振り回されず、どのような食べ物や飲み物を摂取したとしてもきちんとした口腔ケアを怠らないのが一番という事につきます。
ダラダラと甘いものを食べ続けたり飲み続けたりという習慣を改め、しっかりと意識して口腔内に気を遣うという意識が大切であると言えます。